会社概要｜大阪の運送・配送ならニュートラル

人生には、思いがけない出会いがある。
私にとって「物流」との出会いが、まさにそうでした。

22歳のとき、初めてトラックのハンドルを握り、荷物を積んで街を走った日。
汗をかき、体中が悲鳴をあげるような仕事に、正直、驚きました。
体力には自信があったはずなのに夜、家に帰るころには膝が笑っていた。

けれど、その苦しさの向こうに、不思議な高揚感がありました。
「ありがとう」と直接声をかけてもらえる喜び。
誰かの日常を、自分が支えているという実感。
そして何より、トラックに乗って風を切るその感覚が、心の奥底を震わせたのです。

あれから22年。
私は、長く勤めた会社に別れを告げ、自ら物流会社を立ち上げました。
「荷物を運ぶ」という行為の中に、人と人とのつながりがある。
その尊さを信じて、ゼロからの挑戦を始めたのです。

時代は変わり、ITが暮らしの中心にある今。
ボタン一つで物が届くこの便利な社会を、誰が支えているのか。
それは、我々物流の現場に立つ者たちです。

見えないところで汗を流し、今日も走る。
それが、私たちの使命です。
誰かの「届いてよかった」の笑顔を想いながら、
今日もエンジンをかけます。