2024.12.25
年末といえば、一般消費者にとっては「クリスマス」「年賀状」「お歳暮」「正月準備」などで慌ただしくなる季節です。しかし、物流業界にとってはそれらの“需要”を支える「最も過酷な繁忙期」となります。
12月に入ると、ECサイトや店舗販売はもちろん、法人からのギフト発送や業務用商品の納品依頼も一気に増加。物流センター、運送会社、ドライバーはその対応に追われることになります。
年末の物流が忙しくなる理由は主に以下の通りです。
12月はボーナス支給やイベント消費により、年間でも消費が最も活発な月のひとつ。プレゼントや贈答品、おせち料理や酒類など、宅配件数は急増します。
法人向けでも、年内に納品してほしいという要望が多くなり、通常月よりも発注件数・納品件数が大幅に増加します。
年末年始はスタッフも休暇を希望するため、配送ドライバー・仕分け作業員などの人手確保が難航し、限られたリソースで多くの荷物を処理する必要が出てきます。
12月は寒波による交通障害や、帰省ラッシュによる道路渋滞が発生しやすい時期。時間指定配送が難しくなる要因のひとつです。
年末は、指定時間内に配送できないケースが増加します。とくに時間指定が重なる地域では、ドライバーが過密スケジュールとなり、遅延発生のリスクが高まります。
→ 対策: 発送側で早めの発送案内を顧客に伝える・配送会社と事前に納期調整をするなど、リードタイムの余裕確保がカギになります。
荷物量が増えると、積み忘れ・誤配も起こりやすくなります。とくに新人スタッフの比率が上がるこの時期は、教育不足によるミスも増加傾向です。
→ 対策: バーコードスキャンや積み込みチェックリストの活用、ダブルチェック体制の導入など、現場での確認フロー強化が有効です。
年末は食品の配送が多くなるため、冷蔵・冷凍商品の取り扱いミスや品質トラブルも課題になります。
→ 対策: 保冷対応車両の計画的手配や、温度管理チェックシステムの導入が必要。さらに、荷主との事前打ち合わせによる納品スケジュールの平準化も重要です。
過去のデータから、年末の出荷量を予測し、どれだけの人員・車両・倉庫スペースが必要か逆算します。
配送を担う運送会社・倉庫事業者との連絡体制を見直し、当日の連携ミスがないように準備しておくことが重要です。
年末は全国的に物流が混雑するため、納期の目安や遅延可能性をあらかじめアナウンスすることで、顧客とのトラブルを回避できます。
製造・営業・物流部門が同じスケジュール感で動くことが重要。物流部門にだけ負荷が集中しないよう、社内での理解促進も欠かせません。
この時期、真冬の冷え込みのなか、汗だくになって一件一件の荷物を届けているドライバーたちの姿があります。彼らの働きがなければ、年末のギフトも、おせちも、届かない。
「どんなに忙しくても、荷物は丁寧に・確実に・安全に」。
それが、私たち物流業者の誇りであり、使命です。
年末の物流は、企業と物流現場の「準備力」と「連携力」が試される場面です。消費者が笑顔で新年を迎えるためには、裏側で支える物流の円滑な運営が欠かせません。
物流の力が、年末年始の社会を支えている――。
そのことを、もっと多くの人に知ってもらえたらと願っています。
年末は物流業界最大の繁忙期
人手不足・渋滞・荷物増加の“三重苦”
企業側は早めの準備と顧客対応を
ドライバーの現場力が社会を支えている
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見積もりのご依頼をお待ちしております。
定期便・イベント輸送・当日便・夜間搬入・チャーター便・貸切便・混載便等様々な配送に対応いたします。繁忙期の為他社に断られた・急に荷物を届けないといけない等にも柔軟に対応いたします。配送のことならどんな事でもお気軽にご相談下さい。
配送エリアやお荷物の量に応じて料金が異なります。こちらから料金表をご確認下さい。尚、定期でのご契約や料金表に記載のない特殊な配送は別途お見積りいたしますのでお問合せ下さい。またお急ぎの場合はお電話での対応も可能です。
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