BLOG

トップ > BLOG

自衛隊に学ぶ物流の本質とは?民間輸送業との意外な共通点と違い

2025.06.14

はじめに

物流とは何か?一言でいえば「モノを必要な場所に、必要なときに、必要な量だけ届けること」。このシンプルな原則を、極限の環境で徹底している組織があります。それが自衛隊です。

物流のプロとして日々運送に携わっていると、「物を運ぶことの本質とは何か?」と、ふと考える瞬間があります。今回は、自衛隊における物流の考え方を通じて、我々民間の物流業者にも通じるヒントを探ってみたいと思います。


自衛隊における「後方支援」=物流の真髄

自衛隊の現場では、「前線」が注目されがちですが、それを支えているのが「後方支援部隊」です。この中に、「輸送科」「補給科」「需品科」などがあり、まさに物流そのものを担っています。

例えば、演習や災害派遣では、物資を正確に、迅速に届けることが任務遂行の成否を分けます。そこにあるのは、段取り力、統制力、柔軟性。この考え方は、民間のチャーター便やイベント輸送といった仕事にも通じます。


民間と自衛隊、それぞれの役割と共通点

1)緊急対応力

自衛隊は、有事や災害時の緊急展開が基本。民間物流も、大雨で通行止めになったり、納品先の時間指定が変わったりと、突発的な変化への対応力が試される場面が多々あります。

2)輸送ルートの設計力

「どのルートで行くのが最速か?」というのは、作戦と同じ。例えば大阪から福島まで150kgの貨物を運ぶ時に、積込条件・荷姿・積卸し方法まで把握しておかないとミスにつながります。

3)資材・人員の管理力

自衛隊では「何を、どこに、どれだけ持って行くか」を事前にシミュレーションしています。これも、運送会社での配車管理や人材配置に通じます。「今日この車とドライバーをどこに回すか」は、まさに現代の「作戦立案」です。


違いから学べることも多い

もちろん、自衛隊と民間物流業の間には違いもあります。

  • 自衛隊:国防・災害対応という公益的使命

  • 民間物流:経済性・効率性の追求が原則

ですが、「任務を完遂する」「安全を最優先にする」という姿勢は共通しています。

また、自衛隊では**「想定外を想定する」**ことが徹底されています。例えば…

  • 現地がぬかるんでいて大型車が入れない場合のバックアップ手段

  • 通信が断絶したときの代替連絡ルート

  • 燃料が不足した際の再供給計画

このような「不測の事態に備える文化」は、我々ももっと取り入れるべきポイントです。


物流業界にも「志」が必要な時代へ

自衛隊の物流部隊は「誰かの命を支える」という使命感で動いています。民間物流も、**生活を支える「社会インフラ」**としての役割がますます高まっています。

とくに近年は、災害時やコロナ禍において、物流が「止まったら社会が止まる」ことを多くの人が実感しました。

だからこそ、我々運送会社も「ただ荷物を運ぶ」だけでなく、

  • お客様の思いを運ぶ

  • 地域をつなぐ責任を担う

  • 社会を支える誇りを持つ

そんな「志ある物流会社」であるべきだと思っています。


おわりに

自衛隊から学ぶ物流の本質。それは「人の役に立つための運び方をする」という原点かもしれません。

元海上自衛官の私が運営する株式会社ニュートラルでは、ただ荷物を運ぶのではなく、**「人の思いを届ける物流」**を目指しています。


【まとめ】

  • 自衛隊の物流=極限環境での後方支援のプロ

  • 民間物流も緊急対応力・ルート設計・資材管理がカギ

  • 不測の事態に備える姿勢は物流業にも必要

  • 社会インフラとしての使命感が今後ますます求められる


大阪で運送の仕事はニュートラルにお任せください!見積もりのご依頼をお待ちしております。

業務内容

業務内容

定期便・イベント輸送・当日便・夜間搬入・チャーター便・貸切便・混載便等様々な配送に対応いたします。繁忙期の為他社に断られた・急に荷物を届けないといけない等にも柔軟に対応いたします。配送のことならどんな事でもお気軽にご相談下さい。

運送料金表

運送料金表

配送エリアやお荷物の量に応じて料金が異なります。こちらから料金表をご確認下さい。尚、定期でのご契約や料金表に記載のない特殊な配送は別途お見積りいたしますのでお問合せ下さい。またお急ぎの場合はお電話での対応も可能です。

お客様の声

お客様の声

弊社に配送をご依頼いただいたお客様の声をご覧いただけます。実際に依頼いただいたお客様の生の声をご覧いただくと、弊社の物流に対しての考え方や様々な配送ケースを参考にしていただけると思います。

PAGE TOP