2025.05.02
普段、荷物を運ぶ際に「運賃って何を基準に決まっているんですか?」と聞かれることがあります。
今回は、実際に運送業を営む立場から、運賃の仕組みについてわかりやすくまとめてみたいと思います。
最もオーソドックスなのが距離に応じた運賃設定です。
1kmあたりの単価をベースに、走行距離に応じて料金が計算されます。たとえば「20kmまでは基本料金、そこからは1kmごとに追加」といった形ですね。
長距離になるほど単価が下がる“スライド制”を採用している会社も多いです。
都市部などで距離が短くても時間がかかるケースでは、「時間貸し」のような運賃もあります。
例:4時間以内で○○円、8時間拘束で○○円など。これはチャーター便や定期便でよく使われます。
とくに混載便や路線便では、荷物の「重さ」や「体積」によって料金が決まることもあります。
たとえば、1立方メートル=280kgで換算する“容積換算”が採用される場合も。
複数の荷主さんの荷物を同じトラックで運ぶ混載便(路線便)は、サイズや重量、配送先エリアによって運賃表が細かく決まっています。大手の宅配会社がこの方式ですね。
運賃以外にも、以下のような“プラス料金”が発生するケースがあります:
荷待ちや長時間拘束による待機料
ドライバーが積み下ろし作業をする場合の荷役料
高速道路料金や深夜・休日の割増 など
これらは運送の実態に応じて柔軟に加算されることが多いです。
実際の現場では、以下の要素を総合的に見て運賃が決まります。
距離、時間、荷物の内容や量
配送先のエリアや道路事情
車両サイズ(軽貨物、2t、4tなど)
定期便かスポット便か
燃料サーチャージ(軽油価格による変動) など
運賃は「単なる移動費」ではなく、人・時間・リスク・信頼のすべてを含んだ“対価”です。
荷物を運ぶという仕事の本質は、「大切なものを、確実に、丁寧に届けること」。
だからこそ、価格だけでなく“価値”を届けられる運送を、これからも目指していきたいと思います。
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